犬にりんごジュース100%を飲ませて大丈夫?与える量は?老犬にも

食べ物

りんごはそのまま食べても、ジャムやコンポート、焼きりんごなどのように加熱して食べても美味しい果物ですが、アンチエイジングをはじめとした美容効果や様々な健康効果を期待出来る食べ物でもあります。

 

りんごの健康効果を表現しているイギリスの有名なことわざに「1日に1個のりんごは医者を遠ざける」と言うものがありますが、嬉しい事にりんごジュースにもたくさんの栄養素が含まれており、りんごと同様の効果があるようです。

 

りんごジュースに関しては愛犬家にとっても喜ばしい事があります。

それは、犬に飲ませても大丈夫な飲み物だと言う事です。

 

犬の場合、りんごジュースを与えることで、どのような健康効果が期待出来るのでしょう?

 

スポンサーリンク

犬にりんごジュース100%はOK?

犬にりんごジュースを与えるのはOK!と言われています。

 

りんごジュースには、絞ったりんご果汁をそのまま容器に詰めたりんご100%のものと絞ったりんご果汁を加熱によって水分を飛ばし濃縮しておいたものに、後で水や甘味料等を加えて作られたた濃縮還元ジュースがあります。

 

犬に与える場合には健康面を考えると、やはり余計なものが入っていない無添加のものが良いので、水分や甘味料などを加えて作られた濃縮還元ジュースではなく、りんご100%のものを選ぶのが良いと思います。

 

スポンサーリンク

りんごジュース100%が犬に与える良い影響

りんごジュース100%は、りんごと同じように健康効果を期待出来る飲み物ですが、それは犬にとっても同様のようです。

 犬にりんごジュース100%を与える事で期待出来る効果を調べてみました。

抗酸化作用

りんごに多く含まれる「りんごポリフェノール」には抗酸化作用があるため、体内の活性酸素を除去し老化防止やアレルギーの改善等の効果があります。

また、免疫力アップや加齢による病気の予防にも役立ちます。

犬のガンやアレルギーにも効果があるという話もあるので、病気で食欲が落ちているわんちゃんにもオススメできる飲み物といえます。

 

整腸作用

りんごには、ペクチンと言う食物繊維の一種がたくさん含まれています。

ペクチンには、おなかの調子を整えてくれる作用があり便秘や下痢の改善にも役立ちます。

また、血糖値の急激な上昇を抑えたり余分な脂肪や老廃物などを排出してくれる働きなどもあります。

 

病気などで食欲が落ちていると胃腸のバランスも崩れてしまうので、リンゴジュースを与えて少しでも整腸を促すといいですね。

疲労回復

りんごに含まれるクエン酸は疲労物質である乳酸を分解してくれると言われており、りんご酸にも代謝を促進してくれる効果があるため、疲労回復効果が期待できます。

 

「最近疲れやすい気がするな」「今日はたくさん運動したな」という時はりんごジュースで疲労回復を促すのも手かもしれません。

 

腎臓病予防

りんごの有機酸には泌尿器疾患や腎臓病の予防効果があるとされています。

また、りんごには不要な塩分を排出してくれる働きのあるカリウムも含まれているため、有機酸同様、腎臓病予防の効果を期待する事が出来ます。

 

ただし、すでに腎臓病になってしまっている犬には逆効果になる可能性もあるのでかかりつけ医と相談してみましょう。

筋肉や骨の成長を促す

りんごポリフェノールには筋肉を強くする効果があるそうです。

また、りんごに含まれる銅には骨の形成を助けてくれる働きがあります。

 

他にも被毛のコンディションを整えてくれる効果も期待できるので子犬の成長期などにもオススメです。

 

水分補給

りんごジュースは甘くて良い香りがするので犬にも飲みやすい飲料だと思います。

犬にとっても水分補給は大切な事なので、あまり水を飲みたがらない犬や病気で食欲が落ちている犬に水分を与えたい場合や暑い季節などにもおすすめです。

 

水分補給を目的として飲ませる場合には、糖分の摂り過ぎにならないよう飲み水に少し混ぜる位が良いと思います。

 

スポンサーリンク

りんごジュース100%をあげる注意点

りんごジュースは犬にとっても健康飲料であることが分かりましたが、与える時にはやはり注意しなければならない事があります。

以下に注意点を挙げてみました。

あげる量に注意!

小さめのりんご1つで約150ccのジュースが出来、カロリーは約135 kcalです。

 

りんごのカロリーは中くらいの大きさの物(300g前後)になると、約183kcalあります。

ジュースを手作りして与える際には肥満にならないようカロリーにも注意して量を決めましょう。

 

また、りんごにはカリウムも含まれているため、与え過ぎると高カリウム血症なども引き起こしてしまう心配がありますので注意が必要です。

 

さらには、りんごに対してアレルギー反応が出るケースもありますので、最初は3~4倍位に薄めたものを少量与え様子を観察するようにしましょう。

いつもと様子が違うと感じた時には与えるのを中止し、獣医さんに相談されることをおすすめします。

 

また、愛犬が何らかの治療を受けている場合にも、かかりつけの獣医さんに相談してから与えるようにしましょう。

 

あげる時は100%を選ぼう

たくさんの種類のりんごジュースが販売されていますが、愛犬の健康面を考慮すると余計なものが入っていない無添加果汁100%のものが一番おすすめです。

 

濃縮還元タイプは値段も安くて手に入りやすいですが、濃縮する際に飛んでいる匂いを強くするために香料が入っていたり酸化防止剤なども使用しているので避けましょう。

加糖してあるりんごジュースは犬の体にも良くないので、犬にあげるなら「りんごジュース100%・ストレート」を選びましょう!

 

スポンサーリンク

糖分だけには気を付けて健康ジュースを楽しもう♪

犬にとっても様々な健康効果を期待出来るりんごジュースですが、糖分の多さが弱点でもあります。

肥満は犬にとっても健康を損なう病気を引き起こす要因になりかねません。

くれぐれも与える量には気を付けて健康ジュースを楽しみましょう。

 

コメント