犬はなぜ食ふんをしてしまうの?防止方法はなにがある?

犬の習性

我が家の愛犬が子犬のころ「ウンチを食べる事がある」と気付いた時の衝撃は今でも忘れられません。

今まで飼った犬や猫が、食糞行動とは無縁だった事もあり「食糞」と言う行動がある事すら(なんとなく分かってはいたものの)よく知りませんでした。

でも実際には愛犬の食糞でお悩みの飼い主さんは少なくないようです。我が家も悩んでいる1家族です。

悩みの食糞行動をどうしてやってしまうのか、どうすればやらなくなるのか詳しくご紹介していきます!

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子犬が食糞する理由はコレ!改善方法もご紹介

では早速、犬が食糞を食べる理由をご紹介していきたいと思います。

食糞をする理由は子犬と成犬では違ってきます。

理由が分かれば解決法(改善法)もわかるのでご自宅の愛犬がどうして食糞するのか考えていきましょう!

母犬と離れるのが早すぎたから

母犬と一緒にいる子犬時代は母犬がウンチを舐めて綺麗にしてくれるケースが多いです。

子犬の頃はウンチそのものを目にする機会がないのですが、母犬と早い時期に離されケージの中で飼育されている子犬のような場合では、飼い主が気付いてすぐに片付けてくれないとウンチは放置されているわけです。

そのため、興味本位で食べてしまう事が結構あるようです。

 

【防止方法】

しっかり観察する事でウンチをするタイミングが分かるようになるので、排便したらすぐに片付けるようにします。

母犬と離されたばかりだと情緒不安定になることもあるのでしっかり近くで観察してあげてください。

 

お腹が空いているから

食事の量が少なくて空腹状態にあると、我慢できずにウンチを食べてしまいます。

本能的に食事への欲求が強い犬種もいるので単純に食事の量を増やしただけでは満足できない犬もいるようです。

 

【防止方法】

食事の量を増やし空腹にならないようにします。

子犬は1日に3~4回に分けて食事を与えることが推奨されていますが、1日に5~6回の食事を与えるなど工夫してみましょう。

他にもカロリーの少ない野菜をかさましにして空腹感を感じないようにするのもオススメです!

 

美味しい匂いがするから

子犬の場合は食べ物を消化する能力が未発達であるため、消化しきれなかった栄養がウンチの中にそのまま排泄される事があります。

すると、美味しそうな匂いがするのでついついパクっと食べてしまう事があります。

 

【防止方法】

成長すると食糞しなくなるワンコもたくさんいますので、それまではウンチをしたら早めに片付けるようにします。

食事の質を変えたり、消化しやすい食事を考えてみるのも良いでしょう。

 

つまらないから

毎日する事がなく退屈な時にも、遊び感覚で食糞してしまう事があります。ウンチと遊ぶような行動を取るので分かりやすいかと思います。

 

【防止方法】

運動量が不足しているようであれば、散歩や遊びの時間を増やすようにしましょう。

続くとウンチ=楽しい物、とクセになることがあるので早めに違う物で気を逸らしましょう。

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成犬が食糞する理由はコレ!改善方法もご紹介

子犬の頃は食糞していても、成犬になると治まるケースはよくあります。

ですが成犬になってもやめない場合は「間違ってしまっている」ことが考えられるので、下記を読んでどう改善していけばよいのかしっかり確認していきましょう!

飼い主さんに怒られたくないから

ウンチで失敗した時や食糞をして叱られた経験がある犬の場合は、「排便する行為そのもの」が悪い事なのだと勘違いしているケースもよく見られます。

このような場合では、ウンチを隠すために食べると言う行動を起こしてしまう事があります。飼い主さんの見ていない所でウンチをして、こっそり食糞している場合は隠そうとしている可能性が考えられます。

 

【防止方法】

トイレで失敗したり食糞を見かけても叱らないで無言で片づけるようにします。

ウンチをしたらすぐに取って褒めてあげるようにしましょう。

 

飼い主さんの気を引くため

ウンチを食べているところを見た飼い主さんが大声で騒いでしまうと、犬は「飼い主さんが喜んでいる!」と勘違いする事があります。

また、ウンチを食べると自分に構ってくれると解釈してしまうケースもあるようです。

このような場合では、「飼い主さんを喜ばせたい」との思いや「自分に注目して欲しい」との気持ちから食糞を続けてしまう事もよくみられます。

 

【防止方法】

食糞を見かけても騒ぎ立てず、無反応でいる事を心がけましょう。「すごいでしょ?」と見せにくる事もありますが、静かに対応します。

 

つまらないから

長時間の留守番をさせられたり、散歩や遊びの時間が足りない事などが原因で暇を持て余しているような食糞する事があります。

この場合は遊びの延長なような物なのでウンチと戦っているような(遊んでいるような)様子も見られます。

 

【防止方法】

愛犬が退屈するような状況を出来るだけつくらないようにします。

1日の運動量を増やして体力を消費させるように心がけましょう。1日に30分よりも1回10分を3回の散歩の方がストレスの発散にもなります!

 

空腹

食事の量が不足しおなかが空いている時にも空腹を満たす目的でウンチを食べる事があります。

あばらがゴリゴリと触れる位だと痩せすぎだと言えます。ウンチを取ろうとすると怒ることもあるので分かりやすいと思います。

 

【防止方法】

食事の量を増やし空腹にならないようにします。

食事の質も見直して全身に栄養が行きわたるように心がけましょう。

 

ビタミン不足のため

栄養不足な食事を与えられている犬の場合、足りない栄養素をウンチから補う目的で食糞に走るケースがあります。

皮膚や被毛の状態が良くなかったり、目ヤニが多いなどの状態から栄養不足(食事の質)かどうか判断しましょう。

 

【防止方法】

安価なドッグフードではビタミンを補えていない事も多いので、にんじんやかぼちゃなどの野菜を一緒に与えてみるのも良いでしょう。
ドッグフードも高級な物、低脂肪な物、シニア用など色々選択肢があるので換えて見るのもおすすめです。

 

本能が強いため

野生ではウンチが放置されていると、その匂いで他の動物たちに居場所を知られてしまいます。身を守るために本能が強い犬は「隠さなければ」と食糞することもあるようです。

 

【防止方法】

健康な犬で本能から来る行動であった場合、対策はしても食糞が治まるのは難しいです。

ウンチをしたらすぐに片づけ、食べていても怒らないようにしましょう。また、ウンチした場面を見たら褒めて「食糞する前にオヤツ」という習慣をつけるのもおすすめです。

 

寄生虫がいる

寄生虫に感染していると、体に必要な栄養素を寄生虫が奪ってしまうため栄養不足になります。

そのため、足りないものをウンチから補給する目的で食糞をします。

 

【防止方法】

寄生虫の感染が疑われるような場合には動物病院で処方される薬を接種して「しっかり駆虫できたか」確認する必要があります。

早めに病院へ連れていきましょう。

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原因を特定して食糞問題からさよならしよう!

犬が食糞するケースは珍しくないことです。しかし、その原因は様々だと言う事が分かって頂けたかと思います。

原因がハッキリと分かるまでは解決策とされている事を一つ一つ試していって、「これが原因だ!」と分かる物が見つかるとしっかり対策も取れるようになります。

大変ではありますが、愛犬の事を一番良く分かっているのは飼い主さんなのでしっかり原因を突き止めるように心がけましょう。

可愛い愛犬のためにも何が原因なのかをしっかりと見極め、食糞問題からさよなら出来るようにして行きましょう。

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