犬のノミダニ予防に薬は必要?ノミダニが与える6つの被害と4つの対策法

犬の病院/病気

犬のノミダニを予防しようと思ったけど、「病院でもらう薬って必要なの…?」

そんな疑問を抱いた方のためにノミダニが起こす被害と、薬以外の予防法の効果について調査しました!

ノミダニの予防に病院処方の薬は必要 or 不必要?!

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ノミダニが犬に与える被害とは?

まず、ノミ・ダニがどのような被害を与えるのか見ていきましょう。

1つずつ詳しい症状や困ることを調査しました。

ノミ

かゆみを起こす

ノミに刺された際の刺激やノミの唾液によって激しいかゆみが起きます。

ノミに多数噛まれた傷や、かゆくて掻いた傷によって皮膚炎になり余計犬は体を掻くようになります。

ノミは皮膚反応が強く噛まれたあとが水膨れになることもあるので早急な対処が必要になります。

アレルギーを起こす場合もある

ノミの唾液にはアレルギーを引き起こしてしまう物質が含まれており、犬によっては炎症を起こしたり脱毛が起きてしまうこともあります。

ノミがいると1箇所だけでなく、何か所も(最悪何匹もいて何十か所ということも)噛まれるので症状が強くでてしまうこともあります。

人間にも刺してくる

ノミは犬だけでなく私たち人間も刺してきます。

私は刺されてしまったことがあるのですが我慢できないほどの激しいかゆみに襲われました。

このように犬だけでなく飼い主にも害が出てきてしまいます。さらに、人間が気付かずに家に持ち込んでしまった場合、布団や部屋で大繁殖してしまい駆除するのに苦労することになります。

ダニ

ノミよりも激しいかゆみ

ダニは吸血する際にがっちりと皮膚を噛み、さらにたくさんの血を吸って膨らみます。

外すまで(もしくはダニがお腹いっぱいになるまで)はずっと吸い続けるので症状が強くなり、ノミよりも激しいかゆみが現れます。

さらに無理に外そうとすると吸血している口が外れて、皮膚に食い込んだままになってしまうことがあるので気を付けないといけません。

寄生虫を媒介する恐れがある

ダニには「バベジア」という寄生虫や様々な細菌を媒介してしまう恐れがあります。

もしダニが犬の体内に入ってしまうと犬の生命にまで危険を及ぼしてしまいます。

人間に寄生すると人畜共通感染症の危険も

人畜共通感染症とは、人と動物どちらにも感染する感染症のことです。

近年それらが問題になっており、ニュースでも報道されていたので見た事がある方もいらっしゃるかもしれません。

ダニに寄生されると、人畜共通感染症に冒される可能性があるのです。

病気は色々ありますが、感染すると

  • 嘔吐
  • 下痢・下血
  • 高熱
  • 皮膚疾患
  • 呼吸不全

など、人体に害を及ぼすので早急に医療機関への受診が必要になります。

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ノミダニの予防方法4選!薬以外に何があるの?

ノミやダニが体につくと悪いことしか起こりません。

そのため、体につく前に予防しないといけません。

「薬以外に何か方法はないの?」と言う方のために薬以外にもできる予防方法を調査しました!

アロマやハーブで虫よけ

ペットのノミダニ対策用に現在はハーブやアロマオイルがたくさん売られています。
自然由来の香りによって虫を近づけにくくするので犬に使う面としての安心感はありますがあくまでも「近づけにくくする」だけなので対策としては十分であるとは言えないでしょう。

また、匂いで寄せ付けないようにする効果が発揮されるので数時間(1~2時間)ごとに付け直す必要があるといえます。

洋服を着させる

犬に洋服を着させて露出する部分を減らすことでノミダニ対策する方法です。

中には防虫加工を施している洋服も売っているのでそれを使えば効果はより現れると思います。

しかし、なかには洋服を着るのを嫌がる犬もいるし洋服の隙間から虫が入ってきてしまうこともあるので完ぺきな方法とは言えません。

ホームセンターに売っている虫除けグッズ

ノミとりシャンプーや首の後ろに垂らす薬、ダニ除け首輪などホームセンターに行けば様々な商品が売ってあります。

病院に行かなくても普段から対策できる便利な手段ですが、これらは医薬部外品にあてはまるので、効果が不十分と感じてしまうかもしれません。

実際に、頻繁な交換が必要であったり効果が不十分だと感じる場合も多いです。

病院で処方してもらうノミダニの駆除薬

最後に挙げるのは病院で貰う薬で対処する方法です。

病院で処方されるのは”動物医薬品”という動物のために作られた薬なので今まで上げた中で一番効果はあります。

処方される薬にも様々なタイプがありスプレータイプや垂らすタイプ、内服薬のタイプといろいろありますがどれも効果は保証付です。

一番メジャーなところでいうとフロントラインと呼ばれる薬です。薬剤を首の後ろに付けるだけでノミダニを寄せ付けない、例え噛まれても殺虫する効果があります。

効果が強いということはそのぶん副作用が出てきたり犬によっては合わない可能性もあります。獣医さんとしっかり相談して犬に合う薬を処方してもらう必要があるといえるでしょう。

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ノミ・ダニは家のすぐ近くにいる!山や草原に行かなくても予防は必要

これまでノミ、ダニの危険性をあげましたが飼っている犬がノミダニに寄生してしまう危険性はすぐ近くに潜んでいます。

飼い主さんに気を付けてほしいことは

  • 身の回りを清潔にする
  • 定期的な受診
  • ブラッシングをする

この3つです。

ノミやダニは特に春先など、いつの間にか発生して繁殖していることが多いです。

犬がいつも使っているクッションや毛布などはこまめに洗濯をしてチェックしてあげてください。

ホームセンターのグッズを使って対策してあげるのもいいですが、ベストなのは医療機関を受診してもらえる薬を使うことです。定期的に見てもらい犬にも快適な生活を与えてあげましょう。

ブラッシングをしてあげるとノミ等を異変を見つける良い手段になります。よく体をかいてるなーと思ったらブラッシングをして毛を掻き分けて皮膚を見てあげてみてください。

ノミ、ダニは人間の生活にもかかわってくるものです。飼い主のケアで人も犬もよい生活ができるようにしてあげることが大切だと言えるでしょう。

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