春になるとタケノコが出回りますよね。
タケノコご飯や煮物にするととっても美味しいですよね!
人が美味しそうに食べているものって犬にも美味しそうに見えるため、たけのこごはんの横で鼻をクンクンさせてお座りをして待ってる、なんてこともあるのではないでしょうか?
ちょっと目を話したすきに、食卓に並べた「タケノコを食べられた!」なんて方もいるかもしれませんね。
そこで犬がたけのこを食べるのはいいのか、注意点等を紹介したいと思います。
犬にたけのこはあまり与えない方がいい
よく人間の食べ物は犬には与えてはいけない。と聞きますよね。
実際私が犬を飼ったときも「人間の食べ物は犬のからだによくないので与えないでくださいね」と言われました。
では犬にとってタケノコはなぜよくないのでしょうか?
シュウ酸が含まれている
シュウ酸はタケノコに多く含まれている成分です。
犬がこのシュウ酸を摂取してしまうと、結石などになる原因になってしまいます。
すでに結石だったり腎臓病がある犬だと悪化させる原因になってしまうので与えないようにしましょう!
たけのこは食物繊維が多い
犬は消化をしにくい動物です。
「食物繊維が多いなら逆にあげた方がいいんじゃないの?」と思うかもしれないですが、たけのこの繊維は硬くて多いので量を間違えると犬の下痢や便秘を引き起こす可能性があります。
食物繊維自体、うまく消化できないので控えた方がよさそうです。
痒み・アレルギーを起こす場合がある
個体差がありますが、タケノコを食べてアレルギーが発症する場合もあります。
どんな食べ物でも犬のからだに合うものと合わないものがあるので注意が必要ですね。
アレルギーがある場合は
- からだの痒み
- 目の充血
- 下痢
- 嘔吐
- 発疹
などの異変が数時間~24時間の内に見られるので、様子がおかしいと思った時はすぐに動物病院へ連れて行ってあげてくださいね。
繊維質が多くて消化不良になりやすい
先述した通り犬は消化不良になりやすい動物です。
タケノコは繊維質が多く、生でも茹でても消化不良になりやすいのです。
消化不良になると下痢になったり嘔吐してしまったりするので与えない方が無難だといえます。
たけのこは「竹」をイメージしてもらうと分かりやすいですが、しなやかで頑丈です。
もし丸ごとたけのこを食べてしまうと消化がうまくできずに「誤飲」と同じ扱いになる可能性も否定できません!
たけのこを与える時の注意点
たけのこは、犬が食べても大丈夫な食材ではありますが、日常的に与えるのはオススメしません。
犬には犬用のフードやおやつが1番からだに合っているからです。
でも、犬が欲しがるから、、、。と思う方もいますよね。
犬が欲しがるときって、目で訴えてくるので「ついつい甘やかしてしまう。」という方もいるはずです。
タケノコを与える時はどんなことに注意する必要があるのでしょうか?
①アク抜きをする
タケノコはゆがくとアクが出ますよね。
アクにはシュウ酸が含まれているので尿道結石になる原因になります。
必ずアクを取り除けばかなりシュウ酸が減るのであく抜きをしたたけのこを与えましょう。
また、取りたてをその場で食べる場合にはシュウ酸が多く発生前なので少量で、柔らかい穂先の部分であれば与えても大丈夫です!
②食べやすい大きさにカットする
あまりに大きいまま与えてしまうと犬は丸呑みをする習性があるため、喉につまらせてしまいます。
その他大きいまま与えると消化不良になる原因にもなります。
犬ががっつくあまり「誤飲」になってしまうのは悲しいですよね!
犬にタケノコを与えるならば、小さく犬が食べやすい大きさにカットしてあげましょう。
③適度な量で
与えすぎると体長を崩して下痢や便秘になってしまいます。
そして与えすぎると犬の肥満の原因にもなってしまうので与える量は適度な量にしておきましょう。
味付けしていない茹でたタケノコを少しおやつ代わりに与えるぐらいなら問題ないですね。
アレルギーの面から見ても多い量は摂らない方がいいので「旬の食べ物を分ける」という意味で季節に1~2度、少量をあげる位で十分でしょう。
消化不良には気を付けて旬を楽しもう
お伝えしてきた通り、犬は消化不良を起こしやすい動物なので、犬に与える時は、
- 生ではなく茹でたものを
- 小さくカットしたものを
与えるようにしましょう。
生や大きいものは消化不良を起こしやすくなります。
もし消化不良で犬が便秘や下痢になったら飼い主さんもこまりますよね。
犬は自分の食べる量を調整できないので、飼い主さんが与える量を加減してあげないといけません。
工夫することによって消化不良が予防されるので犬も美味しい旬のタケノコを味わうことが出来ますね。
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