フィラリアとは蚊を介して犬に寄生する病気です。
かかってしまったら治療が難しいといわれているので、犬には薬を与えてあげないといけません。
蚊を介してかかってしまうなら、蚊が活動的になったときに薬をあげればいいと思っていませんか?
実はそれは間違いなんです。
ここでは、フィラリアの予防をするのにふさわしい時期を紹介したいと思います。
住む地域によってフィラリアの薬は6月からでもOK
フィラリアを確実に予防をするならば、蚊が飛び始めた一か月後から蚊がいなくなった一か月後までするのが望ましいとされています。
そうなると、
- 九州など温暖な地域ではだいたい5月ごろから
- 東日本エリアの寒い地域になると6月
- 北海道になると7月から
でもOKと言われています。
沖縄は平均気温が高いので一年中やるのが望ましいですね。
その間は毎月一回薬をあげるようにしてあげると、フィラリア予防はばっちりです!
フィラリアの薬は【駆虫薬】です
フィラリアの薬でよく間違って解釈されているのが多いのが、フィラリアの感染を防ぐ薬だと思われていることです。
フィラリアの薬の役割は、
”体内に感染したフィラリアを駆虫する”ということです。
虫下しのようなもので、体の中にフィラリアが入っても駆除をして安全な状態にする薬です。
ですから、蚊が出始めた頃からいなくなった後まで薬を飲み続けることで予防として成り立ってくるのです。
フィラリアは感染してからしばらくは皮膚や筋肉内で成長します。
そして二か月ほどたって幼虫が成長した後に血管に入り込み心臓付近に寄生していくのです。
心臓付近にまで寄生されてしまうと駆虫も難しくなり命に関わる危険な状態になります。
そこでその間に薬を飲ませておくことで、寄生されて体内で成長し血管に入ってしまう前に駆虫することができるということになります。
飲み忘れはしないようにしっかり駆虫しよう!(まとめ)
フィラリアを予防する上での大事なポイントは
- 月一回予防薬をあげること
- 蚊が飛び始めた1か月後ごろからフィラリアの準備をする
- 蚊がいなくなっても一か月後くらいまでは薬をあげる
ということが分かりましたね!
これらを守っておけば、フィラリアに対してしっかりと備えることができます。
ですが、うっかりしてしまい与え忘れてしまったというときも出てくるかもしれません。
その時は少しずれても大丈夫なので必ず薬をあげましょう。
薬を与えるのをやめるという選択が一番犬にとって危険になってしまうので飼い主が責任をもって薬を飲ませてあげましょう。
フィラリアは犬を飼ううえで付きまとってくる課題です。
犬を守るためにしっかり予防してあげましょう。
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