「猫アレルギー」はよく聞くけど…「犬アレルギー」!?
あんまり聞いたことないかもしれませんが、「犬」でアレルギー症状が出る人が意外と少なくありません。
実は私が猫アレルギーなのですが、可愛くて近づいて触ってみたくても何が起きるのかわからないので遠目で見ているだけです…。でも、犬は平気です。
猫がダメで犬が平気。その反対の方もいるかもしれません。
犬種によっても、この犬種はひどい症状出てしまうのに、この犬種は平気って方はいると思います。
どのような状況でどんな犬種が起こりやすいのか…説明したいと思います。
犬アレルギーの原因とは?
主な原因は、「犬の毛」とその犬が存在する「空間」にいることで、体内にあるアレルゲンが反応してしまうことで起きてしまいます。
私の場合、猫ちゃんの身体を直接撫でたり触ったから症状が出ました。
しかし、触ってなくても「同じ空間」にいるだけで発症した人もいると聞きました。
毛と空間で考えられる原因は、やはり犬の「換毛期」と関係していると思います。
人間でいう「衣替え」です。
犬も毛の着替えをすることによって、今までの毛が抜けて新しい分厚い毛や薄い毛に替わります。
特にその時期に犬と接触、あるいは同じ空間にいると発症しやすいのではないでしょうか。
犬は、猫と違って自分で毛づくろいができないので、飼い主さんがブラッシングなどの手入れの際に「毛が飛んでしまう」ということがあります。
犬アレルギーが起こりにくい犬の条件とは?
じゃあ、どのようなわんちゃんの状態、条件であればアレルギーが起こりにくいのか…?
よく聞くような項目ですが、なぜそうなのかまでは意外と知られていないことが多いかと思いますので、その辺を詳しく説明していきます。
毛が抜けにくい
これは、前述した「換毛期」のほぼ反対の話になります。
いわゆる、抜け替わらなくても平気なわんちゃんのことです。
抜ける必要がないので、アレルギー症状が発生しません。
犬は、体についているものや水分を飛ばすためによく体を震わせますが、その際にふわふわと毛が舞うことがなければアレルギー反応も出ないでしょう。
フケが出にくい
フケとは皮膚から出る老廃物です。
フケが出る皮膚は、あまり良い状態とは言えません。
出にくいのは、わんちゃんの手入れや食事、シャンプーなど適度に行っているからだと思われます。
なので、普段から適度にわんちゃんの健康管理・身体の状態などを観察し、フケが出るのを防ぐとアレルギーが起こりにくいでしょう。
吠えない(唾液を飛ばさない)
人間が興奮したりして、口を大きく開けながらしゃべると時々、ツバが飛ぶことありませんか?
犬の場合、どんな犬種でも最大限に口を開けて吠えます。
その際に、口の中から飛ぶ唾液・ツバでアレルギーが起こる原因となります。
ワンワンキャンキャン吠えるわんちゃんはどれだけ、ツバを飛ばしているのでしょうか。
でも、ツバを抑えることはできなくても、吠える行動や回数を減らすことは可能です。
その結果、アレルギーの原因となるツバという飛散物が減ることと思います。
犬アレルギーが起きにくい犬種5選!
アレルギーの原因と起きにくい条件を知ったうえで、犬種別に見ていきたいと思います。
今回の話を踏まえて、小型の犬種が起きにくいということで5種類を選びましたので、参考にしていただければ幸いです。
①トイプードル
全犬種の中でも人気のある犬種です。
毛質は、くるくるとした毛が特徴で肌触りはふわふわしています。
抜け毛が少ないのでアレルギーがでにくいと言われています。
ただし、トイプードルの中では吠えクセが強い子も多いので唾液からのアレルギー反応は気を付けた方が良さそうです。
お子さんが犬アレルギーと判明したけど、トイプードルなら大丈夫だったという話をどこかで聞いたことがあります。
このような事例もあって、一番アレルギーが起こりにくい犬種だと思われます。
②パピヨン
トイプードルとは違って、まっすぐな滑らかなサラサラとした毛質をもった犬種です。
お手入れは少し大変かもしれませんが、定期的にすればきれいな毛を保つことができます。
換毛期は、いつもより毛が抜けるのが多いかもしれませんが、いつも通りにブラッシングなどのお手入れをしておけば、あまり毛が飛ぶこともないと思います。
もし、気になる場合は犬用の決まった場所などでお手入れをしたり工夫をしてみるといいかもしれません。
③ミニチュア・ピンシャー
この犬種は、ほとんど毛の長さがわからないくらいの短毛種です。
短い毛ですので、ふわふわと飛ぶような印象はなく空気中でアレルギーが発生することはないでしょう。
毛が短い犬種なのでこまめにシャンプーをしてあげることで更にアレルギー反応がでにくくなると思います。
④シーズー
ドッグサロンで、定期的にカットして短くなっていたりしますが、基本は長毛種で下毛があるダブルコートの犬種です。
見た目の毛量よりも抜ける事が少ないので、トリミングなどしてもらえばアレルギーが飛ぶことは少ないと思います。
マズル(目から鼻までの長さ)が短めで、口周りも毛で覆われているため、よだれなどが出ると毛にもついてしまうことがあるでしょう。
気づいたときに、口周りを拭いてキレイを保つと良いでしょう。
⑤マルチーズ
比較的白い長毛種です。
シーズーと同様で定期的にカットが必要になります。
長いままでもいいのですが、お手入れなどが大変なうえ、フケや毛の絡まりなどが増えていく可能性もあるでしょう。
愛玩犬ですので、吠える習性はあまりありませんので、ツバが飛んだりすることも少ないでしょう。
犬にも個体差があるので覚悟を持って家族に迎え入れて
簡単な説明になりましたが、いかがでしたか?
今回、ご紹介できなかった犬種でもアレルギーが出る出ないはあると思います。
ご家族の中にアレルギー体質の方がおられる場合、犬の種類・特徴など情報を収集し、我が家に迎え入れるという準備をしてください。
同じ犬種でも、性格や行動の習慣などが違ってきますが、その点は実際にわんちゃんに会ってみるというのも一つの方法です。
犬に服を着させるというのも1つの手です。
アレルギー症状は、ひどくなると呼吸困難などにもなるおそれがありますので、慎重にご家族と相談のうえで、わんちゃんを迎えて入れてください。
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