これまで【爪の切り方】を公開していましたが、黒い爪をお持ちのわんちゃん!黒い爪は切る時にどこまで血管なのか分からなくて困りますよね。
実はあるポイントを抑えておけば大体はうまくできるんですが、飼い主さんからすると良くわからないと思います。そこでうちの黒爪のモカをモデルに黒い爪の切り方をご紹介します!
黒い爪はこうやって切る!一挙公開
まずは黒い爪がどこまで切れるのか、見本を見せていきます。
必要な物は
- 爪切り
- やすり(黒い爪の子は必須!)
- 心配なら止血剤
爪切りの仕方は白い爪の子をモデルに紹介しているので、まだ見ていないならこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
まずはBefore/After
黒い爪も、切るとこれだけ短くなります。
▼Before
▼After
かなり違いますよね。
Beforeは、フローリングの上で歩くとカチャカチャ爪が当たり始めていたのですが切ったあとは全く音がしなくなりました。
Afterの長さを保つことが理想です。
血管ギリギリまで切った状態はコレ
横から見ても参考にはならないと思うので、こちらの画像も。
赤丸で囲ってある所が、血管ギリギリの部分です。
黒爪の子は血管が赤く見えることはほぼありません。黒く見える事が多いです。
切り始めると白いカスのような物がでてきて(爪の組織や、血管だった部分が伸びた跡)それが段々と湿り気を帯びたようにしっとりとしてきて、血管が現れます。
と言っても判断は難しいと思います。そこで私がオススメするのは「怪しくなったらやすり」方式です(笑)
ちょっとずつ切っていきましょう。。
まずは、爪を少しずつ切った断面をご紹介していきます。
黒い爪を切ると上記のように、真ん中に白いボロボロした部分がでてきます。
ここが爪の中心であり、血管の跡だったりします。この部分は切っても問題なしです。
▼切り進めてみると…
ちょっと色が変化したような気も。
白い部分を触ってみて、まだポロポロと粉が落ちてくるようなら大体切れます。
▼問題はここからです
ちょっとボケちゃってて申し訳ないですが、これも白いですよね。
でも白いところを触るとプニプニしているんです。で、やすりをかけると…
▼血管がでてきた(゚д゚)!
そう、一見白く見えていても血管がある事があるんです。
うちのモカは分かりづらいタイプでトリマーになりたての頃は良く出血させちゃっていました。
もちろん分かりやすい子もいましたよ!白いポロポロしたのが少ない子は血管に近づくにつれて中心の色が黒く濃くなっていくので違いが分かりやすかったです。
でも、飼い主さんからすると黒い爪の子を切るときはドキドキすると思います。
なので「怪しいと思ったらやすりで削って、血管が出てこないか確かめる」という方法をおすすめします(笑)
もちろん爪切りで切る時はちょっとずつ周りから切っていってくださいね。
最終的にこれくらいまで切れるように目指してがんばりましょう!
家で切りたいけど、怖い!そんな人は…
家で切りたいけど血管ギリギリまで切るって考えると怖いと思うのが普通です。
特に嫌がるわんちゃんだと、抑えるのも限界がありますし「キャンッ」って鳴かれたら冷や汗かきますよね。
そこで、わんちゃんを立たせて「どれくらい切れば爪が床に当たらないか」確認してみましょう。(何mmくらいか具体的に)
で、確認した長さだけ切ります。とりあえずは床に当たらない位まで切れていれば滑ったりする心配がなくなるのでOKです!
ここで1つ注意…
「出血するくらい爪を切ったのに床に爪が当たるんだけど!」という場合も中にはいらっしゃるかと思います。大体シニア犬か、シニア犬に近い子だと思うのですが。。
爪が長い状態を放置しておくと血管も少しずつ伸びていってしまいます。血管が伸びてしまったので「血管が見えているくらい切ったのに爪が長い」状態なんですね。
これは、病院に行って何回かに分けて血管まで爪を切り血管ごと爪を短くしていかない限り改善はしません。
当然ですが出血しますし、痛がる事が多いです。無理にやる必要はないんですがヘルニアを患ってしまったり、膝蓋骨脱臼をしやすい子は爪が長い状態では症状が悪化・再発しがちです。
そうなったら可哀想なので爪は出来るだけ伸ばさないようにこまめに切りましょう。。
黒い爪の子はコツが必要!やすりで確認するのがおすすめ
黒い爪の子は爪切りするのにドキドキするかと思います。
私が提案した「やすり」で確認しながら少しずつ切っていって、出血する確率が下げられればいいなと思います。
とはいっても
爪切りで出血しても犬はそんなに痛くないようです。それに、わざわざ病院に行くほどのことでもありません。傷つくのは飼い主のハートだけです。涙
ということで、ドキドキしすぎずに勇気をもって爪切りしていきましょう!
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