「食べちゃった!?」そんな言葉を思わず叫んでしまった事はありませんか?
何か食べたみたいだけど、これは病院に行った方がいいの?様子見でいいの?と不安に思うことでしょう。
実際に多い誤飲物6選と誤飲したあとの判断基準をご紹介します。
食べちゃった!良くある誤飲6選!
犬は考えているよりもよく誤飲をしてしまいます。
- 面白そうで噛んでいたら飲み込んでしまった
- 勢いよく咥えたら飲んでしまった
- 美味しそう!一気に飲み込んでしまった
子犬であればあるほど誤飲する可能性が高いです。
では、どんな物を誤飲することが多いのか5つまとめました!
①コットンや糸くず
どちらも口の中に入れてくちゃくちゃするのが好きな子がいます。
コットンや糸くずは、飲み込んでしまうとお腹の中で溜まって腸閉塞になってしまったり、腸内で引っかかって胃腸が傷ついてしまうことも。
お人形とかが好きなわんちゃんも、中のコットンを飲み込む可能性が高いので注意が必要です。
②タバコ
人間の赤ちゃんと同じで、タバコの吸い殻や「吸い殻を入れていた水を飲んでしまった!」という誤飲が後を絶ちません。
ニコチン入りの水を多く口にしてしまうと
- よだれを流す
- 嘔吐・下痢
- 震えやけいれん
といった症状から、昏睡状態に陥ってしまう可能性もあります。
犬が絶対に口にしないように気を付けましょう。
③おもちゃ
犬のおもちゃは飲み込まないように工夫はされてます。
しかし、おもちゃを噛みちぎるのが好きな子や暇を持て余しておもちゃを破壊しがちな子は壊れたおもちゃを誤飲していまうことがあります。
犬の嘔吐・下痢や、血便などといった症状から「もしかして、おもちゃかも?」と気付くパターンも少なくありません。
飼い主さんとおもちゃの引っ張り合いになった時にボールなどを弾みで飲み込んでしまうことがありますが、大きい物は呼吸困難や腸閉塞の危険性があるのですぐに病院へ行く必要があります。
④お薬
少し目を離した隙に薬をいたずらしていた!というケースもあります。
これは飲んだかどうか症状が出ないとわかりませんが、もし大量に飲んでいたら大変なことです。
体の小さな犬や子犬には特に影響が大きく心配なので薬の種類と、飲んでしまった可能性がある量を動物病院に連絡しましょう。
⑤人の食べ物
人の食べ物を食べてしまってしまって体に不調を訴えて病院に駆け込んでくるケースも少なくありません。
- たまねぎ
- チョコレート
- アルコール
- アボカド
- ぶどう
などが、犬が食べて悪影響がでると入れている食品の一例です。
私の知り合いの愛犬(小型犬)はキッチンに置いてあった”すきやき”を鍋いっぱい食べ、たまねぎ中毒で嘔吐・血便・血尿の症状で緊急入院しました…。
犬も悪い物だとは分からずに食べるので飼い主さんが気を付けてあげる必要があるといえるでしょう。
⑥竹串・つまようじ・くぎなどの尖った物
飼い主さんが焼き鳥(串付き)を誤って落とした所を丸のみしてしまった子、ゴミ箱を漁ってつまようじを飲んでしまった子など意外と多い誤飲です。
竹串やつまようじはレントゲンに写らないので判断が難しく、飲み込んでいたらとても危険です。
先が鋭い物は内臓を突き破ってしまうこともあり、開腹手術になることも珍しくありません。
飲み込んでいても様子見で大丈夫なケース
まず「犬が誤飲をしたかも?」と思った時は
- いつ誤飲したのか
- 何を誤飲した(かもしれない)のか
- どれくらいの量を誤飲したのか
メモを取っておきます。
「犬が食べた?!」と思っても、飼い主さんの勘違いだったという場合もあるので、犬の様子が普段と変わらず元気であればしばらく様子見でも大丈夫だとは思います。
病院の診察時間内を過ぎると診てもらえなくなることが多いので緊急用の連絡先なども聞いておくのがオススメです。
とりあえずすぐ病院に行くべきな誤飲
では「すぐに病院へ連れていかないといけない」場合はどのような状態でしょうか。
- 下痢が止まらない
- 犬が嘔吐を繰り返す
- 血便・血尿がでている(便が真っ黒の場合も血便)
- 呼吸困難を起こしている
- 意識が朦朧としている
- 痙攣が起きる
明らかに異常が起きている状態なので、すぐに病院を受診しましょう。
場合によっては一刻の猶予もないこともあります。
また、病院に駆け込む時には
- 飲み込んだ可能性がある物
- 嘔吐した物
- 下痢(血便)
を現状のままビニール袋に入れて持っていき獣医さんに診てもらいます。
病院に行く前に症状を伝えておけば病院側でも対応が早くなるので必ず連絡して「緊急であること」を伝えてから行くようにしましょう。
夜間の場合でも獣医さんが病院に残っていたり、緊急連絡先を残してくれていることもあります。
救急医療センターなどの夜間病院もあるので自己判断せずに冷静な判断で病院の獣医さんの指示を仰ぎましょう。
誤飲で重症化してしまうケースもあり
わんちゃんの性格によっては、誤飲しやすい子もいます。
やはりそういう子は繰り返し誤飲してしまうので、飼い主さんが頑張って対策をしても隙を見計らって飲み込んでしまうようです。。
誤飲したことで開腹手術で長期入院したり、重度の後遺症が残ってしまうとわんちゃんも飼い主さんも悲しいですからね!
とはいえ、わんちゃんも年齢や体調によって「今までそんな事しなかったのに」急に変な物を食べてしまう場合もあるのです。
うちの子は大丈夫、とは思わずに上記で挙げた誤飲する可能性が高い物は片づけるように心がけましょう。
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