狂犬病は日本での報告例はあまり聞きませんが海外では発症するケースも珍しくないそうです。
名前のとおり、可愛い愛犬が急に狂変して、死に至るとても怖い感染症です。
なので、狂犬病ワクチンは毎年1回摂取するのが義務ずけられていますよね。
我が家でも毎年集団ワクチンの案内が来て、連れて行っていますが、愛犬たちはワクチンを凄く怖がります。
「愛犬が毎日の日課である散歩に行きたそうにしているけど、狂犬病の注射を受けたあとって散歩に行っても大丈夫かな?」と気になる飼い主さんもいるのではないでしょうか?
そこで狂犬病ワクチンの後にしてはいけないことを紹介したいと思います。
狂犬病のワクチンの後は安静に!〇〇はOK?NG?
人も注射を打ったあとは安静にするようにと医師に言われますよね。
実は犬も同じなのです。
犬は注射を打って「安静にしなさい」と言われても理解できませんよね。
なので、狂犬病のワクチンを打ったあとに飼い主さんに気をつけてほしいことを紹介します。
ワクチン当日は激しい散歩・運動は控える
ワクチンを打った当日は、
- あまり長時間の散歩
- 公園での激しいボール遊び
- 走り回させる
などはさせないようにしましょう。
その辺を少し歩かせる程度なら特に問題はありません。
狂犬病を打った日はシャンプーNG!2~3日は空けて、という病院も
私が愛犬を連れて行っている集団ワクチンの機関では「2~3日はシャンプーをしないでください。」と伝えられます。
ワクチンをしたあとのシャンプーは犬のからだに負担がかかります。
ワクチンを打ったあとは最低でも2〜3日はシャンプーを控えるようにしましょう。
また、その期間は愛犬をトリミングなどに連れて行くのもやめておきましょう。
理由はワクチンを打ったことによって体調を崩す可能性があるためです。
食事はいつも通りでOK
ワクチンを打ったからといって、食事まで気にする必要はありませんよ。
いつも通りの食事を与えてあげてくださいね。
中には狂犬病のワクチンを打ったことが怖かったり、ショックだった子で食欲がなくなる場合もあります。
そのときは、ご飯を少しふやかしてあげたり、缶詰めを混ぜて匂いを引き立たせてあげると、ほとんどの場合食欲が増進するので1度試してみてあげてくださいね。
接種後2~3時間の内に副作用がでることが多い
狂犬病ワクチンを受けて2~3時間以内は副作用が出る可能性があります。
副作用の症状としては、以下の物があります
嘔吐・下痢
嘔吐や下痢を繰り返すようならワクチンの副作用が出ている可能性があります。
嘔吐や下痢は犬の体力を奪うので、接種後にこの症状がでたら「様子見」をしないで病院へ連絡しましょう。
湿疹
犬のからだにも湿疹が出る場合があります。ワクチンを打ってから2〜3時間以内にブツブツが出ている場合はワクチンによる副作用の可能性があります。
薬疹の可能性もあるので、今後のワクチン接種に関して気を付ける必要があります。
発熱
犬が熱を出すことを知らない人もいるかもしれませんが、犬も発熱をします。
人は脇や口に体温計を入れますが、犬はお尻の穴に体温計を入れて熱をはかります。
ちなみに犬の平熱は、人より少し高めの37.5~39.2度なのでこれより熱が高い場合は副作用の可能性があります。
ワクチンを打ってから数時間後にハアハアしていたり、元気がない時は皮膚が薄い場所(耳・内腿など)を触って熱がないか確認し、いつもより熱ければ病院へいきましょう。
アナフィラキシー
アナフィラキシーという言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
これは犬のからだにワクチンが合わなかったことによる重度の副作用です。
最悪の場合ワクチン接種後1時間以内に愛犬が亡くなるケースもあります。
重いアナフィラキシー症状の場合は接種後、数十分で反応がでることが多いので「30分は病院で様子を見てください」と言われる場合もあります。
- 顔がパンパンに腫れる
- 意識がなくなる
- チアノーゼがでる
という症状が見られます。
狂犬病ワクチンを打ったあとは安静にしておこう
狂犬病ワクチンを打ったあとは、副作用がある可能性があるため2~3時間はしっかり愛犬の様子を見ていてあげてくださいね。
ワクチンを打ったあとは、
- 激しい運動
- 走り回らせる
- シャンプー
- トリミングに出す
などは最低でも3日は控えるようにしましょう。
また、この期間は無理に散歩に行く必要はありません。
できるだけ、自宅で安静するようにしましょう。
もし愛犬が、どうしても散歩に行きたがる場合は近場を少し歩かせる程度なら特に問題はありません。
愛犬が狂犬病にかかってしまうと、飼い主や他の犬などにも感染して、死に至る怖い病気なので必ず年に1回の狂犬病ワクチンは売ってくださいね。
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