犬の「クレートトレーニング」って聞いたことがありますか?
人口密度が高い中移動することが多い日本、災害の多い日本で暮らす上で避けては通れないトレーニングだと思います。
今回はクレートトレーニングの方法について詳しくご紹介していきます。
「クレート」を使うメリットも最後に書いてあるのでしっかり確認してみてくださいね!
クレートとは?
引用:楽天市場
クレートとは、移動可能な犬や猫のためのおうちです。
もちろん、それ以外の小動物も使っている方もいるでしょう。
辞書で調べてみると、
- 「枠」
- 「かご」
といった意味が出てきます。
家庭によっては、外で飼っているわんちゃんだと
「ハウス」「犬小屋」があるように、室内のわんちゃんは「ゲージ」などがありますよね。
なので、クレートは「第2のおうち」と認識してもいいかもしれません。
中には、室内飼いのわんちゃんはクレートを「ハウス」として使用している方もおられるでしょう。
逆に、「クレート?知らなかったし、使い方もわからない」方もいると思います。
この機会に、クレートのメリット・デメリットなどを知ってもらえると、さらにわんちゃんとの生活の質が良くなると同時に、飼い主さんもわんちゃんも安心してもらえるかと思います。
クレートトレーニングを始める時期
「いつからやればいいの?トレーニング?できるかな?」
大丈夫です。
「トレーニング」というと構えてしまう方もいるかもしれませんが、「犬と触れ合う機会」と考えた方がいいかもしれません。
ゴールは、「クレートに犬が入る」ことですが、
目標は「安心・安全オプション付きの飼い主さんとわんちゃんとの信頼関係」です。
始める時期は、早ければ早い方がいいです。でも、トレーニングはいくになってもできるのです。
そこは、飼い主さんと犬との「忍耐」が必要になってきますが、少しずつ小さな目標を作っていくことで同時に「信頼関係」も生まれます。
子犬からクレートに入って過ごしてきた場合は、すでに慣れているかと思うのでどんどん使う回数を増やしてあげてください。
普段使いでもいいです。車でお出かけの際は、クレートに入ってもらって、移動するというのもいいでしょう。
引用:楽天市場
※実際にクレートに慣れるための方法に移る前に、購入時の注意点をお伝えします。
クレートにはさまざまな種類があります。
まずは、わんちゃんの体のサイズを測っておきましょう。
お出かけに慣れているわんちゃんであれば、お店まで一緒に連れていくのもいいでしょう。
購入してみたけど、サイズが小さすぎる・大きすぎるといったことのないようにしましょう。
子犬時であれば、成犬になった時の事も想定しましょう。
クレートトレーニングの方法
引用:Amazon
まずは、簡単に流れを説明します。
サイズがわからない場合はお店の方と相談するといいでしょう。
今はいろんな種類のクレートがあります。
ココがこれからやる「トレーニング方法」です。
「習慣化」させる。
ここまでがクレートトレーニングといれます。1つずつ詳しくご紹介致します。
※準備するもの
- おやつ(ちぎったりできるようなものが最適)
- お気に入りのおもちゃ
- クレート
- ☆わんちゃんの匂いがついているタオルや敷物
→クレートの中に敷きます。なくてもいいのですが、あるとわんちゃんも安心するでしょう。
それでは、実際にやってみましょう!
レベル0
あなたの愛犬に合ったクレートは購入できましたか?
まずは、飼い主さんが組み立て・使い方を把握しておきましょう。
できれば、わんちゃんの前でやってみるといいでしょう。
その時にわんちゃんが興味津々な様子であれば、ラッキーです!
レベル1
怖がりの犬であれば、できるだけ1日1,2回など定期的にやるといいと思います
同じように、
- クレートの扉を外した状態
- 扉を付けて開放した状態
と徐々にクレートに愛犬を近づけていきましょう。
レベル2
次にレベルアップです。
- だんだん、おやつをクレートの奥においてみます。
- もし前足1本でもクレートに入る事ができたら褒めてあげてください。
- 褒め方は名前を呼びながら、「グッド」や「いい子」と簡単な言葉にしましょう。
※足が入ったからといってわんちゃんをクレートに押し込むのはやめましょう。
わんちゃんにとって、悪い印象を与えてしまいます。せっかくの努力が無駄になってしまいます。
慣れていけば、2から始める、3だけとやっていってもいいと思います。
ここまでこれば、だんだんと足や体がクレートに入っていけると思います。でも、焦らないでくださいね。
レベル3
引用:楽天市場
④体ごとクレートに入れて顔をこちらに向けさせ「おすわり」といっておやつをあげましょう。
その際、そこで落ち着けそうな場合は様子をみながら、優しく触ってあげましょう。
※出てきてしまった場合でも、そこまでできたことを褒めてあげましょう。
レベル4
引用:Amazon
クレートの中で落ちつくことができたら、おやつをあげて静かに扉を閉めてみましょう。
優しく声かけをするのもいいと思います。
犬がクレート内で落ち着いていれば、少し距離を保ちましょう。
- 距離を保つ時間を最初は5分、10分と少しずつ延ばしていきましょう。
- 1時間も犬がクレートの中で安心することができていれば、大成功です!
レベル5
もうわんちゃんもクレートに慣れていると思うので、後は中にわんちゃんが入った状態でクレートを動かしてもパニックになるかどうかです。
クレートトレーニングをする際のポイント・注意点
☆一番大事なことは、いっぺんにやろうとせず、「今日からの1週間はレベル1だけ」、「来週はレベル2にあげてみよう」という風にちょっとずつでいいので飼い主さんとわんちゃんのペースでステップアップしていってください。
☆犬にクレートも「安心・安全」と印象付けてあげてください。
怖がりなわんちゃんほど時間はかかると思いますが、最初にもお伝えしましたが飼い主さんの「忍耐」が必要になってきます。
私にも経験があります。
「なんで入ってくれないの?ここまで来たのに!」
でも、出来た時は小さな達成感を味わうことができます。
たくさんの小さな達成感は、大きな達成感につながると思います。
クレートトレーニングをしておけばメリットばかり!
引用:楽天市場
最後に、クレートを使用するうえでのメリットをお伝えします。
- お出かけの際に、スムーズに移動が可能。
- 場所によっては、クレートに入ることが義務づけられています。
- 災害時には、わんちゃんがクレートに慣れていると飼い主さんも慌てずに行動できる。
- 避難場所や万が一、離れてしまうことになったとしても決まった場所を作ってあげるとわんちゃんも安全です。
この機会に焦らず、楽しく、クレートを使ってわんちゃんとトレーニングしてみませんか?
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