エサを変えたら便が減った！ドッグフードの質に問題があり？

我が家に初めて子犬が来た時、便をする回数の多さに驚かされた記憶があります。

1歳位になると半分位の回数で落ち着き、大きくなると少なくなるのだと分かりホッとしました。

犬のウンチの回数は、2歳以上になると2～3回位が平均のようです。

ウンチは必ず片付けなければならないものですので、飼い主さんにとっては回数だけでなくその量も気になるところだと思います。

ドッグフードを変えるとウンチの量が減る事もあるのをご存知ですか？それは健康上問題のない事なのか調査しました。

ドッグフードの種類で便の量やニオイが変わる！？

ドッグフードによって、ウンチの量やニオイが変わると言う経験をされている飼い主さんは多いと思います。

それが「どうして」なのか今回調べた結果判明しました！

食事の質…犬にとってもとても重要なんですね！

ウンチの量が少なくなるドッグフードには、どのような特徴が見られるのでしょう。

大きく3つあったので詳しく説明していきます！

ウンチの量が少ないと言う事は、ドッグフードがきちんと体内で消化吸収されたと言う証です。

もちろん体質によって変化はありますが、ドッグフードの成分や質によって「消化吸収率」が高く効率良く栄養を取り込めることがあるのです。

逆に言うと、ドッグフードを変えて便が増えてしまった場合は体の消化が追い付かない成分が入っている可能性が考えられます。

犬の体は動物性のタンパク質を消化しやすく出来ていますので、タンパク質が多いドッグフードを与える事でウンチの量を減らす事が出来ます。

しかし、タンパク質であれば何でも良いのかと言うと、それは誤りです。

低品質のタンパク質を与えるとウンチの量を増やす事になりますので、動物性たんぱく質をメインの原料とした良質なドッグフードを選ぶようにしましょう。

低品質のドッグフードの中には、たくさんの人口添加物が使用されているものや質の悪い原料によっておなかの調子が悪くなる事を抑えるための成分などが含まれている場合があり注意が必要です。

さらには、かさ増しのために体に良くない原材料や添加物が使われているものもあります。

これらは完全に消化しきれないためウンチの量が増えるだけでなく健康面でも悪影響を及ぼしますので、余分なものが入っていない高品質なドッグフードを選ぶ事をおすすめします。

「便が減るってドッグフードの質があがったから、良いことなんだ！」と思うかもしれませんがドッグフード以外の原因も考えられます。

ウンチの量が減ったことがドッグフード以外の原因であるのであれば注意が必要になります！

具体的に「どんな症状だったら」良くない状態なのでしょうか。

犬のウンチは食べた物の量によっても変わってきますし個体差もありますが、通常1日に2～3回と言われています。

消化吸収率の良いタンパク質を多く含むドッグフードを食べている犬はウンチの量が少なくなりますが、回数の変化はないことがほとんど。

あまりにも回数が少なすぎると便秘になっている可能性があります。

腸の中に長くウンチがとどまると、たっぷり栄養を吸収する事になり肥満を招く心配もありますし、長く便秘が続くと腸内環境も悪くなってしまいますので対策が必要です。

ドッグフードの質が悪かったり、体質に合わないと逆に便秘になる可能性もあるので「回数は減っていないだろうか？」と様子をみるのも良いかと思います。

便秘は「巨大結腸症」等病気の原因になる事もあるそうですので、もし、便秘のような状態がずっと続くようであれば、体に悪影響が出る前に獣医師さんに相談される事をおすすめします。

ドッグフードの原材料表示は含まれる原料の多い順から記載されていますので、最初に書かれているものが、そのドッグフードに一番多く使われている材料となります。

穀物などを最も多く含むドッグフードは消化吸収に負担がかかるため下痢を起こす場合があります。

また、急に内容成分の種類がガラっと変わる食事にした場合も消化吸収が間に合わず「下痢」になってしまう可能性が考えられます。

原材料表示には必ず目を通してから購入して、少しずつエサの切り替えをすることをおすすめします。

ドッグフードを変えたら「どうして便の増減があるのか」分かって頂けましたでしょうか？

便が増えてしまったということは、逆に質の良い動物性タンパク質があまり使われておらず、食物繊維や穀物などが多いドッグフードなのかも知れません。

量が多過ぎる場合にも消化吸収がうまく出来ていない恐れがあります。

反対に、ウンチの量が少ない場合には食物繊維や穀物などが少なく高品質な動物性タンパク質がたくさん使われた消化吸収の良いドッグフードであると思います。

犬のウンチは量やニオイの他、硬さや形、色などで、今与えているドッグフードが愛犬の体に合ったものなのかを知る手掛かりにもなりますし、健康状態を把握する事にもつながります。

ちょっとイヤ～なウンチの観察ですが、飼い主さんにとっても愛犬にとっても健康を知る上でとても大事なポイントでした。