「自宅でやる犬の耳掃除のやり方」を一挙ご紹介!
「トリマーがやる耳掃除のやり方」も別記事でご紹介しているので併せて読んでみてくださいね!
飼い主さんが犬の親となった気持ちで勉強しましょう。
耳掃除の自宅でのやり方とコツ
犬の耳掃除を家でやろう!と決心した方は、以下の物を用意して耳掃除を無事に終わらせましょう。
犬の耳掃除のやり方をマスターすれば耳のトラブルも軽減します!
耳掃除に準備する道具
- 耳毛カット用のハサミ
- イヤークリーナー
- 柔らかいガーゼ
- コットン
などです。
意外かもしれませんが、綿棒は使いません!
①もじゃもじゃの場合は耳毛を抜く?!コツはあるの?
ひと昔前では、耳毛はしっかり全部抜いてしまった方がいいと言われいましたが、最近では耳毛の処方はそこまで必要はないと言われてます
ですが耳の中が蒸れやすい特徴を持つ犬種、耳が垂れてる犬や耳毛が多い犬は耳のトラブルとなりやすいので簡単にしてあげてください。
耳毛を減らす方法としては
- 指で抜く(イヤーパウダーを使うのもアリ)
- ミニハサミで出ている耳毛カットをする
こちらで十分耳毛を減らせると思います。
1つずつ紹介していきますね!
指で抜く(イヤーパウダーを使うのもアリ)
指で耳毛を抜くのは家でも行えます。
意外と引っ張る力が必要なので、細かく何度かに分けて抜くようにするといいでしょう。
イヤーパウダーという物を指さきにつけるとかなり滑りにくくなるので耳毛が生えやすい犬を飼っている場合は用意してもいいかもしれません。
実際に私が使っているイヤーパウダー。
私もイヤーパウダー毎回使っています。
ミニハサミで出ている耳毛カットをする
耳毛を抜くのはイヤがる犬も多いです。ミニハサミで耳毛が出ている部分をカットします。
耳から耳毛がでている部分、耳の裏側の毛などをカットすると通気性を良くするのでオススメです。
▲たくさん使うのであれば1セットあると安心。たまに使うだけなら100均のでも十分です!
ピンセットで耳毛を抜くのはアリ?ナシ?
トリマーは『鉗子』という物を使って耳毛を抜きます。
ですが、実は鉗子などの金属を耳の中に入れて耳毛を抜くのはとっても危険。耳の中の皮膚は柔らかく、ちょっと挟んでしまっただけでも傷がついてしまいます。
また、耳毛を抜くときに大量に一気に抜くのは犬も痛みを伴います。無理矢理やると耳道内に炎症を引き起こす原因にもなりますのでオススメできません。
耳毛をどうしてもキレイにしたい!という場合はトリマーさんにお願いする方が安心だと言えます。
また耳毛カットをした後はよく我慢したねとたくさん褒めてあげてください。
②耳の中を確認してから耳垢をコットンでふき取る
まずは耳の中をしっかり確認してみましょう。
- 黒い耳垢に覆われていないか?
- ネバっとした耳垢がでていないか
- 耳垢の量が極端に多くないか?
確認して、大丈夫なようであればコットンで耳垢を取る作業にうつります。
健康な状態の耳の中はピンクっぽい色で余計な耳垢はないことが多いです。嫌なにおいはなくて耳垢の色は黄色っぽいです。
▲私が使っているイヤーローション。良い匂いです。
▲ノルバサンは皮膚疾患がある犬用のシャンプーもあり、皮膚が弱い子にもおすすめ。病院でも使用している所が多いです。
トリマーはイヤークリーナーを耳に注いでしっかり洗浄しますが、飼い主さんには難しいことが多いのでコットンにイヤークリーナーを付けてから拭き拭きしましょう。
イヤークリーナーを使う時は柔らかいガーゼやコットンにイヤークリーナーを染み込ませて、指が届く範囲を擦らないように優しく拭くだけでじゅうぶんです。
病院に行って耳掃除をしっかりしてもらう必要がある症状は?
①黒く乾燥した耳垢
耳ダニに多くみられます。
②湿った黄色っぽい耳垢
細菌感染が考えられます。
③茶色のワックス状の耳垢
酵母(マラセチア)の感染が考えられます。
④黄色いワックス~油状の耳垢
しろう症が考えられます。
かゆみを伴う症状もあるので。耳のチェックは気付いた時に見てあげてくださいね。
耳掃除を嫌がる犬はどうやってキレイにすればいい?
耳掃除にしろ、爪切りにしろ、イヤがる犬は多いです。子犬の時に慣れさせるのが1番ですが苦手な物は乗り越えさせる必要があります。
犬に恐怖感を与えないように工夫してあげましょう。
- 耳掃除した後に褒める
- ご褒美をあげる
- たくさん遊んであげる
など「耳掃除をしたらとっても良いことをしてもらえる!」と覚えさせるのが近道です。
できれば飼い主がやってあげたいとこですが無理矢理やってから犬にストレスを与えてしまったり、間違って耳掃除をするのにケガをさせてしまってはあとで後悔することになります。
困った時は獣医さんでもトリマーさんでもやってくれるので相談してみてから利用してみてください。
放っておくと耳の病気の原因にも!
- 耳が垂れてる
- 耳毛が多い
- 耳道が狭い
- 耳垢が多い
傾向にある犬は外耳炎になりやすいです。
他にもシャンプーや水遊びなどで水が抜けきれなく蒸れることで耳のトラブルの原因となってしまうことも。
梅雨のジメジメした時期や蒸し暑い夏などは犬の耳のトラブルが発生しやすいので深刻なトラブルになる前に耳掃除を行って予防してあげましょう。
コメント