急に気温があがり、花粉症の人もツライ時期になってきました。
犬が最近様子がおかしいんだけど「これって花粉症?」そう思った時はこの記事にある症状一覧と照らし合わせて花粉症かどうか確認してみましょう。
近年、犬のアレルギー性皮膚炎が「花粉症で引き起こされている」と判明することが増えているようです。
愛犬の生活が快適になるように、飼い主さんも犬の花粉症について把握してあげましょう。
犬の花粉症の症状とは?
毎年大変な花粉症。人によっては1月~5月など、1年の半分は花粉症の症状に悩むこともあります。
実は犬にも花粉症ってあるんです。
「犬が花粉症になった時に起こる症状」について詳しくご紹介していきます!
犬が花粉症起こるアレルギー症状とは?
犬の花粉症の症状としては
- 鼻水やくしゃみが出る
- 体を壁や床に擦りつける
- 顔を掻きむしったりする
- 涙が出る
- 目の周りの毛が抜ける
- 皮膚が赤くなる
- 耳を痒がる
などが挙げられますです。
それぞれ具体的に「どんな状態で見分ければいいのか」詳しくご紹介していきます♪
鼻水やくしゃみが出る
飼い主さんが、外から帰ってきた時や散歩に行くとしきりに「くしゃみ」をしたり鼻水がタラーっと垂れていませんか?
人間の花粉症と同じで、犬も鼻にアレルギー症状がでることがあります。
犬の鼻は潤っているのが標準ですがダラダラ垂れているようだと多いです。
くしゃみを頻繁にすることも無いので、他の症状と併せて花粉症を疑ってみましょう。
体を壁や床に擦りつける
体が痒い時に行う行動です。
犬の花粉症は体にでることが多くあります。
うしろあしで体を掻くことももちろんありますが、届かない部分を壁や床にこすりつけることも増えます。
あまりにも頻繁にこの行動が見られたら一度病院で見てもらった方が良さそうです。
顔を掻きむしったりする
普段から顔をうしろあしなどでカリカリと掻くことはありますが、花粉症で皮膚が荒れた時は異常なほど顔を掻きます。
お散歩に行くと、外で花粉を体につけて帰ってくるので顔にもべったりついているのです。
そうすると目も痒いし、顔も痒いしで犬も我慢できません。
掻きすぎて体を傷つけてしまう前に濡れタオルで拭いてあげたり払ってあげる方が良いでしょう。
涙が出る
これも花粉症だと判断できる1つの症状です。
犬は人間よりも低い位置を歩いています。床に落ちている花粉も体につくので、人よりも花粉の影響を受けやすいと考えられます。
くしゃみ・鼻水と共に涙がでるようであ
bれば花粉症を疑ってみても良いでしょう。
涙は生き物の防御反応でもあるので「何に反応しているのか」その前にやっていた行動に基づいて考えてみると判明しやすいです。
目の周りの毛が抜ける
目の周りの毛が抜けると見た目で分かるので飼い主さんが気付くポイントにもなります。
皮膚が荒れていたり弱い子は、目の周りの毛が抜けることがあります。
涙が多かったり、体を痒がる仕草が見られると何かのアレルギー、もしくは皮膚疾患であるのかもと考えられると思います。
目の周りの毛が抜けるのは他にも理由が思い当たるので、「花粉症なのか」「他の皮膚湿疹なのか」と判断するためにも病院を受診してみてくださいね。
皮膚が赤くなる
こちらも花粉症の症状といえます。
上記で挙げた通り、犬は花粉症の症状が皮膚にでやすいです。
毛が多いので花粉を体につけた状態を維持しやすいのもその要因になっています。
花粉が付きやすい背中・お腹(床の花粉が舞い上がって着く)・顔周りは特に赤みが酷くなることが多いようです。
体を痒がっていたら被毛を掻き分けて皮膚の状態を見てあげてください。
耳を痒がる
皮膚の状態が悪くなると、耳まで皮膚疾患が移行することがあります。
もともと耳が外耳炎にないりやすい子は、特に花粉症の時期に「外耳炎」になっていないか思い返してみましょう。
花粉症でなくても、花粉を「異物」として体が反応してしまうことがあるので花粉が多い時期は耳の様子もしっかり確認してあげてください。
以上のように、
実は犬の花粉症の症状は、くしゃみや涙よりも「皮膚炎の症状」の方が強くでやすい傾向があります。
耳を良く掻くから外耳炎かと思って病院に行ったら、花粉症が原因だった!なんて話もあるんです。
さらに皮膚のかゆみや炎症、外耳炎を放っておくと炎症が全身に広がります。犬が全身をかき続けそれによって傷ついた皮膚が膿んだり、脱毛の症状が悪化していくことがあります。
普通の皮膚炎なのか、花粉症なのかは目視では分かりづらいのですが血液検査をすれば原因が特定できます。
症状がひどくなる前に早く病院に連れてってあげましょう。
アレルギー症状を起こしやすい犬種は?
犬がアトピー性皮膚炎を患ったり、花粉症になるのは遺伝的要因が強いと言われています。(人間でもそうですよね)犬種的にも「花粉症になりやすい犬」が存在しています。
花粉症になりやすい犬種として挙げられるのはこちら▼
- ボストンテリア
- ゴールデンレトリバー
- 柴犬
- シーズー
- ビークル
- プードル
- フレンチブルドッグ
- マルチーズ
- ラブラドールレトリバー
- キャバリア
これらは花粉症と診断される傾向がある犬と言われています。
私の親戚でビークルを飼ってたうちがありましたが、花粉症でいびきをかくようになり鼻が効かなくなっていました。。
花粉症が出たらご家庭での対処法が必要
愛犬が花粉症になったら気を遣って対処して家での生活を快適にしてあげましょう。
ちょっとのことでもかなり症状が改善することが多いのでこれから挙げる対処方法を試してみてあげてくださいね。
①お散歩
犬にはかかせないお散歩ですが、これもちょっと気を遣って飼い主が工夫してあげましょう。
花粉が多く飛ぶ時間帯である昼の12時~夕方の6時はできるだけ避けてください。午前中か、夜にお散歩すると多少はマシになります。
次に外に出る時は洋服を着させることです。カサカサした、花粉が付きにくい服だと尚よしです!
家に入る前に払って脱がせれば家に花粉を持ち込むのも避けられます。
お散歩コースは草むら・花粉が飛ぶ森林が少ない所を選びましょう。一時的に散歩コースを変えてあげると良いでしょう。
家に帰ったらタオルで体を拭いて花粉を落としてあげるのもおすすめです!特に顔と脚を重点的にしましょう。
②シャンプーをこまめにしてあげる
犬のシャンプーのし過ぎはあまり良くありませんが、皮膚の症状が良くない場合には週に2回までならOKです!
特に長いお散歩をした後はお風呂に入れてあげてあげた方が良いと思います。
頻繁にお風呂に入れる場合は「シャンプーは使わない」か「病院で処方されるような皮膚炎用の低刺激のシャンプー」を使うことをオススメします。
3.室内の環境を整える
花粉症の人はわかると思いますが、室内の環境はとても大事。
空気清浄機を使って室内の花粉を抑えましょう。
洗濯物も外に干さず、できるだけ室内干しで花粉を家に入れないようにします。
人が出入りする時も花粉を体から落とすことを意識すると尚良いです!
4.最終手段:犬の花粉症スプレー
犬の花粉症防止スプレーも今は販売されています。
症状が酷い場合や、逆に飼い主さんが花粉症で「散歩した時に犬が花粉を付けてくるのがツライ…」という時は良いかもしれません。
持病がある犬や皮膚疾患がある場合は、事前に獣医さんに相談してから使ってくださいね。
花粉をくっつかなくさせる効果が期待できます▲
犬も人間も花粉症はツライ!
犬の花粉症はくしゃみや咳などだけではなく、皮膚疾患・皮膚症状にも陥ってしまうので痒みや痛みもでて辛い症状です。
花粉症があるとアトピーや他のアレルギー(食物・ハウスダストなど)も出てくる場合があります。
様子をしっかり見て、犬も飼い主過ごしやすい環境で楽しめるといいですね。
辛い時期ですが是非乗り越えれるように頑張りましょう。
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