ボーダーコリーを飼っていらっしゃるみなさん!ボーダーコリーは熱中症になりやすいってご存知でしたか?最近では毎年、人間の熱中症の危険が報道されていますが、犬の熱中症もとても危険。
人間よりも体が小さいので命の危機に陥るスピードが速いのです。
実家のボーダーコリーが熱中症になった体験と、治療費やその後の対策をご紹介していきます。
ボーダーコリーはどうして熱中症になりやすいの?
どうしてボーダーコリーが熱中症になりやすいのか、それはボーダーコリーの原産地に理由があります。
ボーダーコリーはイギリスで牧羊犬として活躍していた歴史があり、北海道と同じくらい寒い地域で生活するのに適した犬種として作られました。
毛も体の表面を覆っている長い毛(オーバーコート)と、綿のようにふわふわした短めの毛(アンダーコート)の2種類生えています。
そのため、寒さには強いですが、暑さには弱いと犬種になります。その中でも日本の蒸し暑さは苦手だといわれています。
実家のボーダーコリーも熱中症になりました
実家でボーダーコリーを飼い始めて最初の年の夏でした。
母が帰宅したときに愛犬が元気なく、吐いた形跡もあるという事で私も一緒にかかりつけの動物病院に連れて行きました。
診察をしてもらうと「熱中症」との診断でした。そのまま即入院して、治療と観察することになりました。
熱中症の完治に入院1週間
入院して、いつも帰るとオヤツをねだりに来る愛犬がいない。朝がきても、ゴハンはまだかと吠える声も聞こえない…家族、特に母ににとって寂しい日々だったようです。
治療は最初のうちは気温を下げるための処置で、熱があがって壊れてしまった血液を補助する点滴や輸血も行われました。
幸い経過も良く、1週間で退院することができました。
元気な姿で戻ってきたのですが、入院費は15万円と決して安くはない金額でした。
特にペット保険に入っていなかったので覚悟はしていましたが、一気に15万円でていくのは衝撃でした。。
(このあとペット保険に入りました。)
犬の熱中症は危険!普通の対策では足りないことが判明
搬送して診察をしてもらった時に、改めて獣医師から熱中症について説明をしてもらいました。
- ボーダー・コリー
- ゴールデン・レトリバー
- シベリアン・ハスキー
- ボルゾイ
- グレートピレニーズ
- シェットランド・シープドッグ
これらの寒い地方出身の犬は、寒い地域で過ごすような犬種で日本の夏には適していません。厚い被毛に覆われているので熱を逃すことが出来ないようなのです。
とはいえ、実家は中山間地にあり人間にとってはそこまで暑すぎないのです。近所でも最近までエアコンが無かった家も多い地域です。
獣医さんから指導されたのは
- 水は大きな容器にたっぷり入れておく(やっていた)
- 冷却シート(やっていた)
- 風通しが良く直射日光が当たらない場所におく(そもそも放し飼い)
それでも熱中症になったので、エアコンを24時間かけっばなしにすることを検討しました。
電気代はかかるが命にはかえられない
実家のリビングは南向きで、夏の昼間は気温が上がってしまいます。
そこでエアコンをかけっぱなしにして遮光カーテンを閉め切って日光が入らないようにしました。
最初は夕方からエアコンを切っていたみたいですが、蒸し暑さで犬がハアハアと暑がるので結局24時間かけっぱなしになったようです。
気になる電気代の増額は、7000円程度。長くても2か月ちょっとかけっぱなしですが、犬の健康と入院代に比べれば安いものです。
エアコンかけっぱなしのおかげで夏場に吐いたり、ぐったりすることは一切なくなりました。年々暑さが増している今年、犬の健康のためにもエアコンをかけてあげることをおすすめします。
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